宇部ユネスコ協会(脇和也会長)主催の「平和の鐘を鳴らそうinうべ」が13日、小串の宗隣寺で開かれた。初めて参加した宇部フロンティア大付属香川高ユネスコ部員の3人を含め15人が〝すべての人が平和に暮らせる地球社会〟を願って鐘を突いた。
1945年7月2日の宇部大空襲をはじめ原爆など戦争の犠牲者を悼もうと毎年7、8月に実施。今回は脇会長が資料を配って、宇部に原爆の模擬爆弾が投下されたことなどを説明した。
同寺の山中原浩住職は、国指定の名勝・龍心庭について紹介。また「戦時中は寺に宇部興産本社の金庫が置かれ、空襲では本堂に1発、庫裏も焼夷(しょうい)弾がかすめた」と伝えた。
続いて▽すべての人の生命を大切にします▽どんな暴力も許しません-など「わたしの平和宣言」を唱和。香川高の岡崎朱莉部長(3年)、山本茉優副部長(2年)、栁井ひなた書記(1年)ら全員が1回ずつ鐘を突いた。