県赤十字血液センター(藤井輝正所長、山口市野田)は14日、応援メッセージが書かれたフラッグをサッカーJ2レノファ山口に贈呈した。J2残留の天王山となる最終戦に向け、サポーター100人の熱い思いを伝えた。フラッグは19日の愛媛との最終戦で維新公園陸上競技場に掲げられる。
フラッグはレノファカラーのオレンジ色で、大きさは縦1㍍、横2㍍。9月中旬から同センターのロビーに設置し、献血に訪れた人に書き込みを呼び掛けた。「夢をつかもう」「みんなのレノファ☆勝利」「共に戦おう!」などと書かれている。
血液センター推進課の藏増拓朗主事が、練習拠点の県立おのだサッカー交流公園を訪れ、MFの鳥養祐矢キャプテンにフラッグを手渡した。
鳥養キャプテンは「熱い言葉がとても励みになる。応援してくれる方の思いを胸に、すべての力を出し切るサッカーで最後の試合は必ず勝つ」と話した。
同センターを運営する日本赤十字社県支部は、今年度からチームとパートナーシップ協定を結び、共同で献血を呼び掛けている。
藏増主事は「子どもたちを中心に多くの方がメッセージを寄せてくれた。チームの後押しになれば」と話した。
12日の町田ゼルビア戦で勝利したレノファ山口は勝ち点37となり、順位を20位に上げた。J3自動降格枠から脱したものの、19~21位は勝ち点や得失点に大きな差がないため最終戦が残留を懸けた一戦になる。