数え歌に合わせて〝わらぼて〟を地面にたたき付ける東岐波校区の伝統行事「亥(い)の子つき」が23日、丸尾地区をスタートし東岐波ふれあいセンターをゴールとするコースで行われた。小学生を中心に30人の子どもが参加し、収穫への感謝を込めて、地域を回った。
校区のふるさと運動実行委員会(渡辺始会長)が主催。1978年に住民有志が復活させて以来、初冬の風物詩として、地域に定着している。行事で使うわらぼても、12日に東岐波小で子どもたちが製作した。
旧丸尾魚市場前を出発。校区の南西部を中心に巡った。地域の集会所などで、松田千歩さん(東岐波中1年)による「一には京都の清水様よ、よーいとこーな」で始まる数え歌に合わせて、子どもたちはわらぼてを力強く地面に打ち付けた。
渡辺会長は「最近は参加する子どもが増えてきた。伝統の行事をしっかり引き継いでいきたい」と話した。