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宇部で初の山口きずな音楽祭

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山口きずな音楽祭が2日、宇部市の記念会館で開かれた。8年前から山口市でクリスマスシーズンに行われており、宇部での開催は初めて。音楽グループ、VOJA-tension(ヴォジャ=テンション)、Unlimited tone(アンリミテッド トーン)に加え、市民クワイア92人も出演。息の合ったハーモニーで、約600人の聴衆を魅了した。同プロジェクト(杉本理恵子代表)主催。市共催。

異なる文化を積極的に受け入れた、大内義隆氏のDNAを受け継ぎ、豪華アーティストと市民の共演や、地域の歴史をさまざまな音楽を通じて次世代に伝えることが狙い。

アンリミテッド トーンの「エニーデイエニープレイス」で幕開け。メンバー紹介や楽しいトークを交えながら「モーニング」「ビューティフル クリスマスナイト」を披露し、サッカーJ2レノファ山口の応援ソング「RENOFA SOUL」を観客総立ちの中、エネルギッシュに歌い上げた。

続いて登場した、ヴォジャ=テンションは、日本最大のクワイヤグループ、亀渕友香&The Voice of Japan(VOJA)から誕生した実力派ボーカルユニット。ネイティブさながらの英語で「Hark!The Herald Angels Sing」や「Amazing Grace」を声量豊かに歌い、身振り手振りを交えつつ幻想的な世界を表現した。

ラストでは、慶進中・高の合唱部員10人を含む公募市民クワイアと、ヴォジャ=テンション、アンリミテッド トーンの計102人が、同祭のテーマ曲「きずな」を大合唱。第1回からプロデュースしてきた亀渕さんは10月22日に亡くなったが、背景のスクリーンには彼女が生前ステージで熱唱する映像が流された。全メンバーと亀渕さんの思いが一つとなり、心を揺さぶられる魂の歌声が会場中に響き渡った。

市民クワイアとして参加した、橋本奈央子さん(慶進高2年)は「仲間と力を合わせ、目標を達成するという素晴らしさを体験させてもらった。今後も後輩たちに引き継いでいってもらいたい」と話した。


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