宇部市スポーツコミッションは、完成したばかりの「市こども元気体操」を多くの人に知ってもらおうと、振り付けを担当した山崎鈴佳さん(スズカダンススクール主宰)による巡回指導教室を行う。幼・保育園、小学校、学童保育クラブなどの受講を呼び掛けている。
同体操は、小学生までの子どもたちに、体を動かすことの楽しさを知り、基礎的な運動機能を養ってほしいと今年度事業で制作した。振り付けを山崎さん(宇部市)、作詞・作曲を音楽家ののぎこうせいさん(山口市)が担当。11月5日の宇部まつりのステージで初披露された。
曲名は「シャキッ!とGO!GO!チャッ!チャッ!チャッ!」。振り付けは、準備体操として誰にでもできる動きばかりを取り入れた。背中や足、脇腹など全身を伸縮させる運動に加え、もも上げ、ジャンプなども織り交ぜ、約4分の演奏時間で、体の筋肉が十分に温まる。
市キャラクターのチョーコクンをイメージした動作は、両手を大きく広げて背中を動かし、姿勢を良くする。終盤には、常盤公園の猿をモチーフにした膝を曲げて腕を回す運動もある。ストレッチ、体力づくり、リズム感の習得と、この1曲でさまざまな効果が期待できるという。
山崎さんは「スポーツの前の準備に最適な楽しい体操が出来上がったので、宇部の子どもたちに届けたい。そしていずれは、県内、全国、世界へと発信していきたい」と語った。
受講は無料で、先着10団体。大人、子どもを合わせて10人以上が参加できることが条件。3月31日までに実施し、日時や時間は山崎さんと調整して決めること。教室の時間は、45分から1時間程度。参加団体には、楽曲を収録したCDを1枚プレゼントする。
同コミッションは「毎朝や運動会の準備体操などに活用してほしい」とPRする。問い合わせ、申し込みは同コミッション(電話34-8629)へ。