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パラサイクリング選手養成の合宿始まる

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全国の将来性豊かなアスリートを発掘する「ジャパン・ライジング・スター・プロジェクト」で、パラサイクリング(障害者自転車)競技のトレーニング合宿が11日から、同競技の拠点施設となる山陽オートレース場で始まった。選考会を通過したのは愛知県岡崎市の男性1人。14日まで国内のトップ選手らとともに走行練習などに励んでいる。

同プロジェクトは競技力の向上を目的に日本体育協会が実施。五輪の7競技とパラリンピックの5競技が対象で、エントリーした1303人から測定会などで五輪競技42人、パラ競技31人が選ばれ、各競技の拠点施設で練習が行われている。

パラサイクリング選手に選ばれたのは先天性の脳性まひを持つ水越大暉さん(19)。自転車競技は初めてだが、10~21日の日本パラサイクリング連盟の練習合宿に合わせたスケジュールのため、権丈泰巳理事長らが指導に当たっている。

初日は体格やまひが強い足の動きに合わせてサドルやペダルを調整。走路では障害物を避けるスラローム走行、ブレーキの練習なども行った。権丈理事長は「前向きな性格で意欲が高い。焦らずにトレーニングを続けたい」と期待を寄せる。

水越さんは「目標に向かって頑張れる力が自分の強み。厳しい世界だが、始めたからには困難を乗り越えてパラリンピックに出場したい」と意気込んでいる。世界トップクラスの選手の練習を間近で見られることもいい刺激になっている。

トレーニング合宿は19~21日と2月2~4日にも実施予定。その後は同プロジェクトの合同合宿もこなしながら、まずは同連盟の育成選手になることが目標となる。


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