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山口ゆめ花博「子どもの育ちを支える公園」概要発表

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県と山口大は17日、山口市阿知須のきらら博記念公園で開かれる第35回全国都市緑化やまぐちフェア(山口ゆめ花博)の特徴の一つとなる「子どもの育ちを支える公園」の展開概要を発表した。五感を刺激し、創造性を膨らませる日本一の遊具やオブジェを配置した九つの遊び場を設け、子どもの総合的な発達を促す。

両者は子どもの育つ環境を視点に、新しい遊びの空間の提供に向けて共同で公園環境デザインの研究を進めてきた。

同日、山口大吉田キャンパスで説明会があり、共同研究のリーダーで、同大教育学部の川﨑徳子准教授が、遊びを中心とした幼児期の教育の重要性を解説し「自発的な遊びを通じて育つ、子どもの可能性を伸ばしたい」と話した。全国の公園のモデルとしても提案する。

目玉となるのは、空中散歩が楽しめる高さ30㍍の木製ブランコや総延長150㍍で75人が一度にこげるブランコ、山の傾斜を利用した全長約100㍍の竹のコースター。他にも、子どもの遊び心を誘発する稲わらを使った高さ4㍍のキツネの巨大オブジェや、創造性を膨らませながら遊べる巨大砂山など、地形を生かした空間や配置で、子どもたちが五感で楽しめる遊び場がそろう。

公園デザインの展開に当たっては、同市や隣接する宇部市、防府市の保育所や幼稚園などで子どもの遊び場に関するアンケート調査を実施し、そこで得られた保護者の意識やニーズも反映させた。

花博は、今年の9月14日から11月4日まで開催される。


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