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バレンシア自治州の首相が来宇

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スペイン・バレンシア自治州のチモ・プッチ・イ・フェレル首相が20日、産業をアピールするため来県した。午前9時半から山口宇部空港で久保田后子市長と面会し、今後の交流を約束した。今夜ANAクラウンプラザホテル宇部で開かれる「日本・スペイン産業交流カンファレンス(会議)」に出席する。

会議は、同国の大使館経済商務部とバレンシア自治州が主催。県、宇部市、山口市が東京オリンピック・パラリンピック競技大会のホストタウンに登録されていることがきっかけとなった。両国から80人が参加し、同州の産業の事例紹介や交流会などを実施する予定。

フェレル首相をはじめ、行政機関や企業、メディアなど35人は、羽田から午前9時ごろ山口宇部空港に到着。国内線ターミナルの一室で、久保田市長と面会した。

久保田市長は、今秋にも同州のカステジョン市(以下カ市)と姉妹都市提携する意向を示すとともに「初めてスペインからこれだけ多くの人を迎えることができ、歴史的な日。東京オリンピック・パラリンピックのホストタウンとして、市を挙げて選手を迎えたい。新たな交流を心強く、光栄に感じている」と歓迎の言葉を述べた。

フェレル首相の出身地でもあるカ市には宇部興産関連会社のウベ・コーポレーション・ヨーロッパ(UCE)があり、フェレル首相は「美しく、そして宇部興産の本社がある町を訪れることができ、うれしい。宇部とできた新しいつながりが、商業、観光だけでなく、愛情面でも広がっていけばと願っている」と語った。

久保田市長は赤間硯を、フェレル首相はカ市のたこを贈り、それぞれの伝統工芸を紹介した。

この後、宇部興産を視察。午後から県庁の村岡嗣政知事を表敬訪問した後、常盤公園も訪れ、午後6時から産業交流カンファレンスに出席。あす、宇部を離れる。


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