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児童がパラサイクリング合宿を見学

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埴生小の4年生21人が20日、パラサイクリングの日本代表選手が練習合宿を行っている山陽オートレース場を訪れ、普段は入ることができない走路の内側から選手たちのスピード感あふれる走りを間近に見て歓声を上げた。

日本パラサイクリング連盟と市は17日にキャンプの実施に関する協定を結び、2020年の東京パラリンピックに向けて同レース場でナショナルチームの練習合宿などを継続して行うこととしている。市民との交流もその一環。

走路の内側に陣取った児童の前を6選手が、自転車にまたがって登場。障害や競技を始めたきっかけ、魅力を順番に語った。生まれた時から右足がないと言う藤井美穂選手は「もともと走り高跳びをやっていたが、国内では他にする選手がおらず、競い合える種目を探す中でパラサイクリングを選んだ」。左手の感覚がまひしているという小池岳太選手は足で爪切りを固定して右手の爪を切っていると日常生活の一端を話し「練習はきついけど、それを乗り越えると大きく成長する。みんなも頑張ることが大事」とアドバイスした。

この後、1周500㍍のコースを休みなく全力で30周するメニューで、選手はコーチの檄(げき)を受けながらペダルをこいだ。子どもたちは時速50㌔にもなるスピードに圧倒され、目の前を通過する際には選手の名前を呼んで「頑張れ!」と大きな声で応援していた。

仲藤輝太君は「自分たちのすぐそばを選手の自転車がすれすれに走って迫力があった。東京パラリンピックの時にはテレビ観戦して応援する」と約束した。


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