宇宙の不思議を体感し、その魅力に迫る県立山口博物館の特別展「夢・未来・そして宇宙へ!宇宙兄弟展2018×やまぐちと宇宙」が、山口市春日町の同館で開かれている。人気コミック「宇宙兄弟」の原画が並ぶ第1部と、県と宇宙の関わりを最新の技術と貴重な資料でたどる第2部で構成されている。9月2日まで。
「宇宙兄弟」は、宇宙飛行士を目指す兄弟の成長を描いた小山宙哉さんの人気作。第1部では、初公開の原画40点を含む120点が展示されているほか、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の特別協力による「はやぶさ2」の模型や、スペースシャトルの打ち上げシーンの映像なども公開されている。
第2部の「やまぐちと宇宙」では、過去に県内に落下した貴重な隕石(いんせき)を、所蔵する国立科学博物館から借りて20年ぶりに展示。他にも、県内のJAXA研究拠点の活動、山口大や企業での宇宙関連事業なども知ることができる。
19日の開会式では、村岡嗣政知事が「山口と宇宙のつながりを知ってもらえれば」などとあいさつし、来場を呼び掛けた。
大殿小5年の吉賀ゆらさんは「いろいろな研究や、工夫が施されたロケットの模型を見て、私も作ってみたいと思った」と興味深げに話していた。
料金は一般1000円、学生と70歳以上650円、18歳以下無料。
時間は午前9時~午後4時半。月曜休館(8月13日は開館)。