カブトムシなどの採集を通じて自然に親しむ第24回ザ・アドベンチャーワールドが21日、江汐公園で開かれた。市内外から親子連れ500人が参加し、虫捕り網とかごを手に雑木林に放たれた500匹を探した。市自然保護協議会(町田正勝会長)主催。
合図とともにカシ、ナラなどが植えられたどんぐり山に入って落ち葉の下や木の根元に目を凝らした。畑善智君(高千帆小2年)と母親の祐子さん(41)は終了間際に幹を歩く雄を見つけて笑顔。善智君は「とてもうれしい。餌やりを忘れず大切に育てる」と喜んでいた。
カブトムシは市障害者支援施設みつば園の利用者が地域貢献と里山保全の一環として卵から育てたもの。採集後は、みつば園の職員から長生きする育て方、自然の生態系を守るための取り組みなどが説明された。
地域おこし団体の有帆竹灯会、すげえちゃ高泊の協力によるドングリと小枝のクラフト、竹を使った水鉄砲づくりの講座もあり、人気を集めていた。