山口ゆめ花博の開会式で山口市の子どもたちが披露するミュージカルの練習が22日、県庁の職員ホールで行われた。子どもたちは、下関市民ミュージカルの会(伊藤寿真男代表)のスタッフに指導を受けながら、歌やダンスの稽古に励んだ。
出演者は市内から公募した小学4~6年生47人。同博開幕日前日の9月13日に行われる開会式で、「みんなでつなぐ、ふるさとの夢」をテーマとした約25分間のステージを繰り広げる。
過去3回の基礎練習で配役まで固まっており、練習はこの日から本格化。子どもたちは脚本・演出を務める伊藤代表(69)から「姿勢良く」「大きな声で」「感情を出して」などと指摘を受けながら、同じ場面を何度も反復し、体で覚えた。
ヒップホップダンスをしているという鋳銭司小6年の西村倫さんは「歌とダンスとお芝居を一緒にやるのは難しいけれど、同時にやるから楽しい。一生懸命練習してうまくなりたい」と話していた。
練習は夏休みを中心に、あと4回程度、同所で実施し、本番直前の9月9日に、発表会場となるきらら博記念公園で総仕上げする。
伊藤代表は「ほぼ全員が未経験者で、まだ完成度は低いが、子どもたちの熱気や元気を伝えたい。ミュージカルを通じて自分を表現できる子を育てることが、博覧会テーマでもある未来への種まきにつながる」と意気込んでいた。