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中学生が「一日市長」体験

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山陽小野田市内の中学1年生6人が22日、〝スマイルシティ山陽小野田〟の一日市長を務め、模擬庁議や市内視察を通して自分のまちづくりへの考えを発表したり、市民に笑顔を振りまいたりした。

次代を担う子どもたちに市長の公務体験を通して、楽しみながら市政への関心を深めてもらおうと初めて企画した。立候補、学校推薦で選ばれた山本祥多君(高千帆)、杉苺香さん(小野田)、笹尾桃韻さん(竜王)、平山零君(厚狭)、伊藤羅未さん(厚陽)、大森紅愛さん(埴生)が参加した。

藤田剛二市長から委嘱状を交付された6人は、市政の意思決定の場である本会議場を見学。交代で市長席、議長席、議員席に座り本会議の雰囲気を体感した。山口東京理科大、山陽オートレース場なども視察した。

模擬庁議では各部長に市政運営についてただした。伊藤さんの「広島では災害の時、避難しなくてはいけないのを知らずに亡くなった人もいるが市の対応は」の質問に芳司修重総務部長は「市民の財産、命を守るのは大事。的確な情報を提供するが、それを受け取る市民にも防災メール登録や避難路確認などを呼び掛けている」とした。

「教室にクーラーをつけてほしい」という大森さんの訴えに尾山邦彦教育部長は「中学校には1教室に2台の扇風機を確保したが猛暑で追いついていないのかも。努力していくが、たくさんの時間とお金がかかるのも分かって」と答えた。

模擬決裁では教育委員会からの「土曜日の授業を復活させては」の提案について月4回、月2回、これまで通りなど5パターンを審議。「土曜授業を月1回、復活させ地域活動に充てる」の案を全員一致で決め、市長執務机に順番に座り起案用紙にサインし自分の印鑑を押した。

自分の考えるスマイルシティの発表で平山君は「安心安全なまちにすれば自然と思いやりであふれる」、山本君は「花と緑にあふれるまちに」、杉さんは「誰にでも元気にあいさつすればスマイルシティになる」と訴えた。

笹尾さんは「誇れるまちのために多くの人が関わっているのが分かった。自分も積極的にボランティアに参加し誇れるまち実現に貢献したい」と一日市長体験の感想を話した。

最後に藤田市長が「ちょっとした気付きが形や結果になる。みんなの成長が市の成長につながる」とエールを送った。


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