第13回若年者ものづくり競技大会(厚生労働省、中央職業能力開発協会主催)で入賞した県内の高校生と専門学校生5人が県庁を訪問し、村岡嗣政知事に結果を報告した。
技能レベルを競う同大会は1、2の両日、石川県金沢市を主会場に開かれた。全国の工業高や職業能力開発施設で学ぶ20歳以下の445人が機械製図やウェブデザインなど15職種に出場した。県内からは11人が7職種に挑戦し、1人が金賞、4人が敢闘賞を獲得。地元関係では、YICビジネスアート専門学校の神代正俊さん(19)がウェブデザイン、山口芸術短大の大谷実香さん(同)がグラフィックデザイン職種で敢闘賞に輝いた。
報告会で5人は、競技内容や工夫した点などを写真を用いながら村岡知事に紹介した。村岡知事は「日頃の努力の積み重ねの結果。技術を磨き大きく成長してほしい」とさらなる飛躍を期待した。
来春からウェブデザイン会社に勤める神代さんは、「これまでに培った技術を今後に生かしていきたい」と抱負。大会で広告やバッジデザインなどの課題に取り組んだ大谷さんは「持っている力を出し切れた」と笑顔だった。