宇部西高(水田浩史校長)で10日、宇部ロータリークラブ(金子準二会長)の会員による面接指導が始まった。就職希望の3年生67人が、本番さながらの演習に臨んでいる。12日まで。
今年で5回目。来年3月に高校卒業予定者の就職における企業の選考開始は16日からとなっており、生徒にとっては、直前で面接を体験できる貴重な機会。会員は事前に指導する生徒の履歴書を読み込み質問を用意。2人一組になって、生徒の入室から、質問に対する応答、退室までをチェックした。
初日は生徒21人が指導を受けた。食品関係の企業を希望する男子生徒は「緊張感が段違いで、受け答えも全然うまくいかなかった。気持ちを含めて準備の大切さを痛感した。良い経験をさせていただいたので、本番ではしっかり生かしたい」と語った。
金子会長は「面接指導は社会奉仕と青少年育成の両面を持ち、会員各自が奉仕する実感が持てる活動でもある。少しでも生徒の力になればうれしいし、今後も継続していきたい」と話した。