湯田カントリー倶楽部(山口市吉敷上東)は、北海道胆振東部地震の被災者への支援活動として、利用客からゴルフボールの寄贈を受けることで義援金を集める「がんばれ北海道!応援プロジェクト」を16日から始める。義援金は日本赤十字社県支部に寄託する。
同倶楽部のエントランスに北海道を模したパネルを設置し、利用客からゴルフボール(使用済み可)の寄贈を10月31日まで受け付ける。1球を50円と換算し、集まった球数分を同倶楽部が義援金として支払う仕組みで、パネルがすべて埋まると10万円(2000球)になる。
パネルは、1・8㍍四方の木製で「がんばれ!北海道!」の文字が添えられている。集まったゴルフボールは同倶楽部の練習場などで活用される予定。
「震災直後から少しでも被災地の力になれたらと、利用客の興味を引く企画を考えてきた」と、支配人の梅林威男さん(32)。「利用客の支援意識の向上につながり、他のゴルフ場などでも同様の取り組みが広がっていけば」と話していた。
13日に設置されたパネルに早くも複数のゴルフボールが集まり、寄贈した山口市の60歳代男性は「全国で多発する災害を自分のこととして受け止め、被災地の力になれるよう仲間にも呼び掛けたい」と話していた。