山口ゆめ花博は開幕以来初めての週末を迎え、15~17日の3連休で7万4067人が入場した。イベントは17日にミュージックフェスタや産業維新展、16日には記念フォーラムもあった。会場では咲き誇る花を観賞し、写真を撮る人の姿が見られた。子どもたちは、海や山の外遊びゾーンに夢中。ミニテントを張って、終日過ごす家族連れも多かった。
入場者の内訳は初日の14日が8632人。15日は1万2550人、16日は3万979人、17日は3万538人だった。中でも16日は、開門の午前7時半前から周辺道路が大渋滞。特に、山口宇部道路の阿知須インターチェンジを下りてからの一般道約6㌔が進まない状態になった。駐車場の入り口は1カ所で、道の駅前の交差点に3方向から進入させていたのが要因。運営側は小郡方面からの車を元気ランドで左折、迂回(うかい)させるように変更し、渋滞は幾分改善された。
第1回ゆめ花ミュージックフェスタは17日、森のピクニックゾーンにある森のステージで開かれた。県にゆかりのある音楽家4人1組が出演。観客たちは夕方の涼しい風と共に、心地よい歌声や音色を楽しんだ。
最初にステージに立ったのは、花博のイメージソング「ゆめの種」を歌う、岩国市出身のシンガーソングライター原田侑子さん。伸びやかな歌声で観客を魅了し、特別ゲストとしてギターを手に登場した村岡嗣政知事と共演する場面もあった。
山陽小野田市出身の西広ショータさん、下関市に教室を持つ二胡奏者の王丹さん、防府市出身の水本諭さんもライブを展開。バイオリンの平野郁乃さんとフルートの吉岡歌子さん、ピアノの脇淵陽子さんでつくるソレイユトリオは、さまざまなジャンルの音楽を、オリジナルアレンジで演奏した。
次回のフェスタは10月14日、3回目は花博最終日の11月4日に同ステージで開かれる予定。