宇部の魅力を観光客に案内・紹介できる人を認定する、うべ観光ソムリエの実地研修が14日、ときわ動物園で行われた。28人が参加し、宮下実園長のガイドで園内散策を楽しみながら知識を吸収した。
宇部観光コンベンション協会が市の委託を受けて開催している全10回シリーズ(8~12月)の8回目。ホスピタリティの向上を図りながら、宇部の歴史や文化、自然、産業、環境、グルメ、特産品などに関する学びを深めている。3回以上受講したメンバーを観光ソムリエとして認定する。
この日は、ときわレストハウスでの座学の後、宮下園長が動物園を案内。樹間をダイナミックに移動するシロテテナガザルのブラキエーション(腕渡り)、初めての子育てに奮闘する片腕のボンネットモンキーのチー、数匹でそろって行動するのがかわいらしいコツメカワウソなど、見どころを伝えた。
宮下園長は「世界百数十カ所の動物園を見てきたが、ときわ動物園のシロテテナガザルの見せ方は世界一と言っていい。生き生きとしたブラキエーションを広く自慢して」などと呼び掛けていた。