山口宇部空港の新春を彩るイベント「書のスーパーパフォーマンス」が19日、同空港で開かれた。山陽小野田市の書道研究玄游会(矢田照濤会長)の書道家3人が、縦2㍍、横4㍍の特大和紙に、空港にちなんだ言葉や歌の一節を書き上げて、集まった200人を魅了した。同空港ビル(児玉啓一社長)主催。
毎年恒例のイベント。今回は矢田会長(57)、常務理事の田中紅扇さん(61)、総務同人の田邉舜華さん(31)が揮毫(きごう)した。
空港利用者や書道ファンらが見守る中、3人は会場内に流れる音楽に合わせて、力強く筆を走らせた。矢田会長は「春燕(しゅんえん)」、田中さんはスピッツの曲「空も飛べるはず」の歌詞、田邉さんは「並んだ飛行機雲」としたためた。
矢田会長は「空港はツバメが大空に向けてはばたくように、大勢の人が進学や就職で夢を持って飛び立つ場所。皆の夢がかなってくれれば」と話していた。
3人の力作は国内線ターミナルビル2階に2月13日まで展示される。