宇部則貞郵便局(五十崎良局長)に新聞紙を使ったちぎり絵10点が展示され、来局者が緻密に作られた作品に見入っている。29日まで。
同局では、地域住民の作品の発表の場にとロビーを開放している。今回の作者は恩田町5丁目の藤重英子さん(72)で、新聞紙の色刷り部分を使ったアート作品を展示している。
4年前に初めて作った「ラディッシュ」を題材にした作品の出来の良さで制作にのめり込み、これまでに作った作品は50点を超えた。新聞をストックし、使える部分を探すのが楽しいという。英子の「英」を探し出して、落款にするのもこだわり。「今回、このような機会をいただきありがたい。見てくれた知り合いから感想を聞き、創作意欲が一層高まった」と語った。
五十崎局長は「お客さんのほとんどが、こんなに新聞に色が使ってあるんだと驚いている。今後も地元の方に作品発表の場を提供していきたい」と話した。