県漁協厚狭支店の〝あさ市〟有志の会(竹本信正代表)が毎週日曜日、山陽小野田市の梶漁港で実施している朝市は21日、15周年イベントが行われた。地元産の農・水産物販売に加えて、アサリ汁と炊き込みご飯の無料接待があり、大勢の来場者でにぎわった。
午前6時半に始まった販売では、沖合で水揚げされたワタリガニ、スズキ、チヌ、コウイカ、レンチョウ、メバルなどが並び、新鮮で安価とあって飛ぶように売れていた。接待は7時にスタート。立ち上る湯気と食欲をそそる匂いに誘われて開始前から長い列ができ、用意された200食は30分程度で〝完食〟となった。
竹本代表は「今年も多くの来場があり、感謝の気持ちでいっぱい。メンバーの高齢化や水揚げ量の減少など取り巻く状況は厳しいが、これからも地元のおいしい魚と野菜を提供し続けたい」と話していた。
同会は地域の農・漁業関係者で組織。2004年4月から毎週日曜日早朝に朝市を開き、毎年4月に周年イベントを開催している。