山陽小野田市は１０日、芸術文化アドバイザーとして、音楽、ガラス、かるたの分野で活躍する５人に辞令を交付した。文化事業に対して専門的観点から助言を得るため、新たに設けた制度。交付式は市役所で行われ、アドバイザーたちは早速、文化振興を図るための意見を伝えた。
辞令を受けたのは、廣田由実さん（全国生涯学習音楽指導員協議会山口支部顧問）、西川慎さん（ガラス作家、きららガラス未来館講師）、池本美和さん（同）、今村美智子さん（元かるたクイーン）、久保久美子さん（かるた永世クイーン）。任期は２年。
交付式で藤田市長は「第２次市総合計画に沿って住みよいまちづくりを進める中で、芸術文化の振興は不可欠。地域の特色を生かした文化事業を効果的に推進するため、力を貸してほしい」と呼び掛けた。
アドバイザーたちは「文化振興は、すぐに成果が出ないため、継続して取り組むことが大切」「短期、中期、長期の目標を持ち、しっかりとやっていきたい」「それぞれの技術を生かして協力するので、広報・宣伝の分野は市に頑張ってほしい」などと意見を述べ合った。