宇部市職員が地域に出向き、市民に市の制度や計画などを説明する市政情報出前講座。2018年度は、健康、福祉、防災、環境、教育、スポーツなど86の講座があり、6313人が受講した。最も申し込みが多かったのは「災害に備えて」で、3年連続のトップ。今年度は7件の新規を合わせて87講座を設け、受講者を募集している。
受講の対象者は10人以上の市民で構成する団体などで、昨年度は職場・職域の49件を最多に、自治会30件、地域まちづくり団体17件、学習グループ14件など173件の申し込みがあった。
受講件数が最多の「災害に備えて」は、防災危機管理課が担当。34件1432人が地震、津波、土砂災害、高潮、洪水などの概要と対策について学んだ。2番目に多かったのは地域福祉・指導監査課の「終活を行うために知っておきたいこと」で20件654人。3番目は18件679人の市民活動課の「だまされないぞ!悪徳商法」だった。
人気は社会情勢などによって変わるが、3年連続で上位2講座に変動はなかった。一方、6割超の56講座で、受講者がゼロだった。
受講件数と人数は、16年度が164件5462人、17年度が161件5592人と推移しており、昨年度の受講者は1割超増えた。
今年度の講座は、市の新たな取り組みや市民要望で見直しが行われた。「SDGs(持続可能な開発目標)ってなに?SDGsで私たちができること」「持続可能で暮らしやすい地域共生のまちづくり」「UBE IN BLOOM〝花につつまれるまち うべ〟ガーデンシティうべを目指して」「読書のまちづくり」「手話について学んでみよう」「介護予防で幸せ呼ぼう」「読書のススメ」が新しく加わった。
受講希望者は、開催希望日の3カ月前から2週間前までの間に、各講座の担当課に申込書を提出すること。申込書と講座のメニューは、市役所、北部総合支所、各市民センターやふれあいセンターなどの公共施設に置いているほか、市ホームページにも掲載している。
問い合わせは、市民活動課(電話34-8126)へ。