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理大薬学部生が県庁など職場訪問【山陽小野田】

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 山口東京理科大(森田廣学長)薬学部の1年生が11日、県庁を訪れ、薬剤師資格を持つ若手職員らから水質や大気環境、食品衛生など県民の命や健康を守る職務のやりがいなどを聞き、〝薬学人〟としての心構えを培った。


 必修科目「薬学早期体験学習」の授業の一つで、入学間もない145人の薬学生が、5月上旬から県内の病院や薬局を訪れ、学びを深めている。薬剤師資格を持つ職員約50人が働いている県が最後の現地体験地で、3グループに分かれて4、11、13日に各1日ずつ訪問している。


 11日は48人が、薬務課や環境政策課など六つの部署の職員から業務の説明を受けた。薬事、製薬指導、麻薬毒劇物の3班で構成する薬務課は、53人の職員中14人の薬剤師が在籍していることなどが紹介された。また、県警本部の科学捜査研究所は「科学捜査の最前線の仕事であり、真相を解明する正義の職場。やりがいがある」などと魅力を伝えた。


 各課の職員を囲んでのフリートークもあり、学生たちは就職に有利な資格や経験、やりがいなどを尋ねた。この後、県環境保健センターの葵庁舎と大歳庁舎も見学した。


 山口市出身の池末彩乃さん(18)は「県庁の中でも多くの薬剤師が、さまざまな分野で活躍していることに驚いた。科学捜査が特に興味深かった。将来どんな職場で働くかは、まだ決めていないが、先輩薬剤師たちの話を参考にしながら、まずはしっかり学びたい」とモチベーションを高めていた。


 薬務課の梶井浩志課長は「知識を得ることは大事だが、それをベースに知恵やアイデアを出していける人材になってほしい。山口を好きになって、山口で就職していただけたら」とエールを送っていた。

 

 

 

 

 

 


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