山陽小野田警察署協議会（西村雄一会長、８人）の今年度最初の会合は１１日、同署で開かれた。うそ電話詐欺被害の防止に向けた取り組みなどについて説明があり、委員が意見を述べた。
同協議会は、企業や地域などのメンバーで構成。管内の状況について意見してもらい、それを警察業務に生かしていくために設置されている。
同協議会委員や県公安委員会の委員、署員ら１９人が出席。西村会長は「山陽小野田署と協議会が協力し合っていこう」とあいさつ。県公安委員会の倉田惠子委員は「刑法犯の認知件数は減少傾向にあるが、ニュースでは凶悪事件が増えていると感じる。連日取り沙汰されている児童虐待、高齢者の事故、うそ電話詐欺、ストーカー、ＤＶが１件でも減るように努めていこう」と呼び掛けた。
末永徹哉署長は管内の警務、生活安全、少年非行などに関する状況を説明。うそ電話詐欺の被害防止に向けて、大学生ボランティアや団体と連携した戸別訪問活動、コンビニエンスストアの点検、宅配事業者に対するチェックシートの配布と協力依頼を行っていることを報告した。