自由美術協会員の原田秀明さん(83)=山陽小野田市有帆=の絵画展が、厚狭のカフェ&ギャラリーやよいで開かれている。桜島のスケッチをはじめ油彩の風景画や、色鉛筆とペンで表現した作品など21点を披露している。23日まで。
原田さんの画歴は60年以上。毎年100号の大作を仕上げ、同協会の展覧会に出品している。個展は年に1、2回開いている。
出展作はサムホール~15号で、近作が中心。海と空と街、川土手の古い家並みの油彩画は、抽象画の要素と独自のアレンジを加えて表現している。朝霧に煙る森林や、フランスの町を描いた作品は、色鉛筆と極細の黒ペンを駆使。淡く明るい色調で、まとめ上げている。このほかに、今年4月に訪れた白川郷を描いた作品なども、来店者の目を引いている。
「これからも、描き方の探求を楽しみながら続けたい」と原田さん。開場時間は午前10時~午後5時半。
関連イベントとして、原田さんの長女・吉岡美砂恵さんのクラシックギターコンサートが、16日午後3時から同店で開かれる。料金は2000円(1ドリンクと菓子付き)。