宇部市出身の映画監督、島田昇和さん(52)が手掛けた沖縄文化・教育&青春映画3部作の上映会が、7月11~13日にヒストリア宇部で開かれる。最終日は新作特別先行上映だが、タイトル、内容は「当日のお楽しみ」(島田さん)としている。沖縄映像文化鑑賞会主催、市、市教育委員会、宇部日報社など後援。
島田さんは、沖縄県を拠点に周辺の島で暮らす子どもたちのドキュメンタリー映像を撮り、作品を通じて美しい自然や風景、豊かな文化を発信している。
11日は、日本最西端の与那国島から闘牛を連れて石垣島の高校に入学した兄弟の成長を追った「与那国カウボーイズ」(2003年、91分)、12日は、英国人の父と奄美市出身の母の間に生まれた少女を15年から3年にわたって撮影した「アリシャ〈夏〉」(18年、99分)。同作品は第33回福岡アジア映画祭、第24回ながおか映画祭の正式上映作品。
上映開始はいずれも午後6時半。監督と日替わりゲストによるアフタートークも予定されている。島田さんは「全作品が少年少女たちの成長物語。特に『アリシャ』は小学生の女の子とその保護者を中心に多くの世代に見てもらえたらうれしい。古里での上映会で、多くの人にお会いするのが楽しみ」と語った。
入場料は前売りで一般900円(当日100円高)。高校生以下500円。3作品通しの観賞だと2500円。電話予約、問い合わせは島田望さん(電話090―2298―2681、午前9時~午後8時対応)へ。