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市営住宅のシルバーリフォームを見直し 市議会一般質問【宇部】

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 宇部市は、今年度から市営住宅のシルバーリフォームを見直し、各戸の玄関ホールと台所の間に引き戸などの建具を設置することを決めた。昨年度までに完了した住戸には、希望に応じてアコーディオンカーテンなどを取り付ける。6月定例市議会一般質問最終日の20日、新城寛徳議員(公明)の「入居者から暑い、寒いといった声が上がっている」という指摘に、小森和雄都市整備部長が答えた。
 
 シルバーリフォームは、市公営住宅長寿命化計画に基づき、高齢者が快適に生活できるよう台所や浴室、トイレの改善、段差の解消などバリアフリー化する事業。1969~80年にかけて建てられた則貞、東部、鍋倉、京納、岬、上宇部、小羽山、東新川の8団地の低層階にある444戸を対象に、2003年度から年次的に改修しており、19年3月までに183戸が完工している。
 
 市では、17年度に入居者から「部屋が寒く感じる」という意見を聞き、昨年度は市住の設計に携わる若手職員を中心としたワーキンググループがシルバーリフォーム設計基準の見直しについて研究。抽出で入居者から聞き取り調査を行った結果、約4割が「玄関と台所の間に建具が無いため、冬は寒く感じる」「戸があった方がうれしい」などと回答した。
 
 これまでの工事は、圧迫感を和らげる目的であえて建具を設置していなかったが、入居者の声を反映するとともに、空調効率を上げる健康・省エネの観点も加え、今年度の改修から引き戸または開き戸を取り付ける。既に改修が終わった住戸に対しては、7月に全世帯に向けてアンケート用紙を配布し、意見を集約。市の負担で、年次的に建具を付けていく。

 
 同日、特別委員会から常任委員会に変更された予算決算委員会の委員長に笠井泰孝議員(清志会)、副委員長に荒川憲幸議員(共産)が選任された。同委員会は、議長を除く27人で構成する。

 

 

 


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