保護者も笑顔にしたい
宇部市内各校区で年間延べ100回近く育児サークルを開催し、研修を受けて赤ちゃんのいる家庭を訪問、ファミリーコンサート、ねいぶるフェスタも繰り広げ、子育てを支援する母子保健推進員。4月に市の協議会会長に就いた。「まじめで頼りがいがある」と周囲から慕われている。
地元の常盤校区では年4回サークルを実施。18年前〝母推さん〟になった当初は活動後にぐったり疲れていたが、今は余裕が出てきた。「子どもはもちろん、連れて来た保護者も笑顔になって、ほっとできる場にしたい。子育て中の親同士や、相談できる保健師らとの新しい出会いにもつながれば」と望む。
共働き世帯が増えて、参加する子どもの年齢層は低下。工作をシール貼りや新聞紙遊びなど、小さな子どもができる内容に変えるなど工夫している。
組織としての課題は会員の増強。子育て真っ最中の人から、おばあちゃん世代まで、幅広い年齢層の人がそろうのが理想と考える。「働きながらでもリタイア後でも大歓迎。子どもが好きで、活動に興味がある人はぜひ一度見に来てほしい。地域に横のつながりもできる」とPR。会長としては「次世代に引き継いでいける活動環境を整えたい」と抱負を語る。