宇部市は、スマートウエルネスシティ(SWC)の実現に向け、今秋からはつらつ健幸ポイントと、2コースの個別運動プログラムを新たに開始する。今月31日まで参加者を募集している。
通信情報技術(ICT)を活用した同ポイントは、レンタルの活動量計または、専用アプリをダウンロードしたスマートフォンを携帯し、毎日の歩数や定期的な健康測定、市が指定する活動への参加などの健康づくり行動でポイントをためる。自分の健康行動の特徴やその成果も見ることができる。
開始は10月。対象は20歳以上。年間の参加費は活動量計が1000円、アプリが500円で、定員は1000人。申し込み多数の場合は抽選となる。最高で6000ポイントたまり、1ポイント1円換算で年度終了後にクオカードと交換できる。
個別プログラムの一つは宇部西リハビリテーション病院トレーニングセンターFITで行う「病気があっても運動したい人コース」。40歳以上で、高血圧や糖尿病、脂質異常症など生活習慣病の治療中の人が対象。もう一つは、市野球場「ユーピーアールスタジアム」で実施する「運動で体力年齢若返りたい人コース」で、現在運動をしていない65歳以上の人が参加できる。
ともに体脂肪率や筋肉量、基礎代謝など個人の体組成に合わせた運動プログラムに沿って、指導者の下、週1回、エアロバイクなどの有酸素運動と筋力トレーニングを行う。
9月開始。費用は毎月1500円。定員は各コース100人。
問い合わせは、保健センター(電話31―1777)へ。
事業は、鹿児島県指宿市、岩手県遠野市、京都府八幡市、埼玉県美里町と連携し、筑波大、タニタヘルスリンク、つくばウエルネスリサーチが開発する健康管理プロジェクトを活用。住民の健康寿命延伸と扶助費抑制を目標に掲げ、高齢化・人口減少社会の中でも健康で元気に暮らせるSWCの実現を目指す。