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健幸アンバサダーの初めての養成講座に300人【宇部】

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 宇部市の健康施策を身近な人に発信する健幸アンバサダーの初めての養成講座が5日、文化会館で開かれた。市民300人が受講し、アンバサダーの役割や上手な情報伝達の仕方を勉強した。
 
 アンバサダーとは、伝道師のこと。市によると、健康づくりがなかなか進まないのは、住民の7割が無関心であることが大きな理由に挙げられる。無関心層には、広報紙やホームページに情報を掲載しても伝えることは難しく、有効といわれる家族や友人など身近な人からの口コミでの発信に力を入れる。
 
 講師を務めた筑波大大学院の久野譜也教授は、アンバサダーの役割について「大切な人に繰り返し伝え、自分自身が生き生きと健康的に生活すること」と説明。「1人、2人と、少しずつでも伝えていく人を増やしていけば、日本を変えていける」とアドバイスした。
 
 「世界保健機関(WHO)の調査によると、運動不足は死亡リスクの第4位。日常的に運動をすれば、高血圧、高血糖、肥満という上位のリスクも解消される。車社会の地方は、都市部に比べて歩くことが少なく、意図しなくても自然に歩いてしまう都市づくりが今後の健康都市の方向性。皆さん、いつも目的地の一番近い所に駐車しようとしていませんか」と、日常の転換を投げ掛けた。
 
 受講者を代表して加生明美健康増進課長から認定証を受け取った中村千恵子さん(72)=床波5丁目=は「ここ数年、健康への意識が高まり、実践もしている。新しい知識を自分の健康づくりの参考にし、家族など身近な人にも伝えていければ」と感想を語った。
 
 今後は定期的に集まり、最新の健康情報や施策を収集する。

 

 


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