安楽寺(金安ちづる住職)の一膳会は27日、宇部市西岐波上請川の同寺で開かれた。門徒、市民ら100人が参加し、ハスをふんだんに使った料理に舌鼓を打った。
今年で9回目を迎える恒例の行事。食事の前に講演会があり、宇部リハビリテーション病院の西島洋子看護部長が「食べるちから―最近むせちゃうな」と題して、いつまでも元気に食事が楽しめるようにするこつを伝授した。法話もあり、下関市の専徳寺の原田英真住職が仏様の教えを分かりやすく話した。
今年の献立はからしれんこんの揚げ物、レンコンの炊き込みご飯、シソジュース、ハス茶など9品。同寺仏教婦人会(平岡繁子会長)の6人が前日から仕込み作業をし、真心込めて作り上げた料理はどれも絶品。参加者は心行くまで堪能していた。若院の金安一樹さんと学友6人による雅楽の演奏もあり、篳篥(ひちりき)、龍笛などの和楽器が奏でる音色が本堂を包み込み、会食に花を添えた。