明石商との対戦を前に、尾崎公彦監督に相手チームの印象、試合に向けての意気込みなどを聞いた。
――初戦を振り返って。
尾崎監督 山口大会の決勝から約2週間たち、久々の実戦。立ち上がりを心配していたが、先発の岡田佑斗投手がよく投げ、守備から攻撃につなげる理想的な試合運びができた。
――チームの状態は。
尾崎監督 粘りの守備と得意の打撃が全国で示せた。勢いを持って3回戦に臨める。
――明石商の印象と予想する試合展開は。
尾崎監督 春の選抜4強で、投打共にレベルが高い。特に上位打線は破壊力があり、能力の高いチームだと認識している。完投能力のある投手が何人もおり、あまり点は取れないだろう。少ない好機をいかに集中力を持って生かせるか。先制点を奪い、3、4点勝負に持ち込みたい。
――鍵となる選手は。
尾崎監督 流れをつくる時に、クリーンアップが活躍するというのはチームに勇気を与える。全国レベル相手に引けを取らない活躍をしてもらいたい。1、2番の出塁が鍵になると思う。
――3回戦への意気込みを。
尾崎監督 1年間、山口大会の決勝を勝ち切るんだとの思いで、生活の全てを野球に費やしてきた。今こそそれを発揮する時。相手を過大評価、自己を過小評価することなく、自信を胸に全力で相手に立ち向かってほしい。宇部鴻城初の夏の甲子園ベスト8をつかみ取りたい。