宇部市東梶返1丁目のバトン&ダンス教室・ビートヒストリー所属の大谷稚葉(わかば)選手(宇部商高1年)が、フランスのリモージュで開かれた第10回WBTFインターナショナルカップで3位となり、銅メダルを獲得した。初の国際大会で表彰台に立つ快挙を成し遂げ「緊張したけど、思い通りの演技ができてうれしい」と喜びを語った。
大会は5~8日に行われ、3月の全日本選手権で上位入賞し、出場権を得た大谷選手は、3本のバトンを操るスリーバトン・エリートレベル(15~17歳の部)の予選を3位通過。決勝は、客席から楽器の音が鳴り響くなど独特の雰囲気だったが、臆することなく大技を決め、ラストでは3本のバトンが高らかと空中に舞う「トリプルトス」を披露。集中力を切らさず、笑顔で1分30秒を踊り終えた。
世界の上級生相手に、表現力豊かに演技できた内容に自信を付けた。指導者の松尾樹歩美さんは「日々の基本練習を怠らず努力した成果。技術向上はもちろん、礼儀や周囲への感謝も忘れず、上を目指してほしい」、大谷選手は「部活や勉強との両立をしっかりこなしつつ、全国制覇という新たな目標に向かって頑張りたい」と意欲を見せた。