大地震を想定し、避難所へ支援物資を届ける手順を確認する物資配送訓練が２５日、山口市と周南市であった。県、県トラック協会、県倉庫協会などから約４０人が参加し、関係機関と連携しながら、緊急時のやりとりを調整した。
訓練は、周南市で震度６強の地震が発生し、避難所の物資不足が生じたとの想定。県からの要請を受けた県トラック協会が配送車両を手配し、広域輸送拠点の県消防学校（鋳銭司）から２次物資集積所（周南市野村２丁目）の倉庫まで搬送した。同集積所で配送車両を変え、避難所の周南市櫛浜公民館に物資を届けた。
同校では、消防隊員ら７人がトラックから支援物資を降ろす作業や、物資の仕分け、２次物資集積所に配送するトラックへの積み込みを行った。現場の指揮を執った県防災危機管理課の杉山浩一主任は「手順や流れを確認することができた。災害時には一刻も早く避難所へ物資が届けられるようにしたい」と話していた。