宇部市厚東立熊の田んぼに沿って走る市道立熊沖田線に「かかしロード」がお目見え。人と見間違うようなリアルなものからワイルドな海賊まで個性豊かなかかしがずらりと並び、近隣住民やドライバーを楽しませている。
かかしは、今夏の世界サマースクールや地域のワークショップなどで、厚東、万倉小の児童、外国人留学生、地域住民らが製作した。うべの里アートフェスタの企画として、27点が沿道約40㍍にわたって設置されている。
中でも、藤本輝夫さん(66)=厚東下岡=の「リアルかかし」は、腰や手足の曲がり具合を見事に再現している。雰囲気もあり、今にも動きだしそう。隣に並ぶと「どっちが本物?」と、はた目からは見分けがつかないほど完成度が高い。
稲刈りが終わり、鳥よけの役目を終えたかかしは、沿道でもう一仕事。人を呼び寄せる人気者になっている。展示は11月26日まで。