厚狭高(徳田充校長)の総合家庭科服飾系3年生15人は26日、同校でファッションショーを開いた。他コースの生徒や教職員らを前に、3年間にわたる学習の集大成として「A」をテーマにデザインし製作したドレスを披露した。
アルファベットの最初の文字をテーマに、未来への可能性、生まれ育った古里をイメージ。各生徒が「故郷」「花火」「花の国」「ウエディング」などと題した作品を2着ずつ手掛けた。
生徒たちはモデルとしても活躍。手作業で仕上げた繊細なレース模様や刺しゅう、パッチワークをしっかりと見てもらえるように、振り付けやポーズを工夫し、体育館の中央部分に設けられたランウエーを堂々と歩いていた。
最後に岡本美歩さんが観客席に向かってあいさつ。「仲間と意見が食い違ったり、作業が思うように進まなかったりと苦労の連続だったが、周囲の励ましと協力により、この舞台に立つことができた。改めて皆さんに感謝したい」と述べた。
ショーは、保護者と地域住民を招いて29日に開く学習成果発表会を前に実施した。発表会は、正午から食物系の生徒が「おもてなし料理」を振る舞った後、午後2時から中学生や旧職員らを招待して再び、華やかな空間を演出する。