豊かな植生に恵まれ、多くの野鳥が羽を休める市民の憩いの場、江汐公園が、12月2日に幻想的な光に包まれる。同園指定管理者の晃栄、有帆竹灯会などが初めて企画し、管理棟裏に広がるツツジ山周辺をライトアップし、周辺の遊歩道を竹灯籠で彩る。日没を前に午後3時からは多彩なイベントが行われる。
公園の活性化を目的に両者と同公園振興会、市自然保護協議会、総合型地域スポーツクラブのすげえちゃ・高泊が実行委員会を組織し、「〝わくわく〟竹あかりin江汐」と題して開催。園内で生い茂る竹林の間伐も兼ねたイベントとなる。
ツツジ山で色づき始めたモミジをライトで照らし、高さ約30㌢の竹灯籠をツツジ山を周回する遊歩道とバラ園に計1000個を設置。午後5時から点灯式を行い、遊歩道でのナイトウオークは自然観察指導員の笹尾克之さんらが引率する。
午後3時からは管理棟前で竹の箸と器を作ってぜんざいを食べるイベントや竹灯籠への絵付けがあり、ステージでは高泊たけの子オーケストラとONODAグラスアンサンブルの演奏、すげえちゃ・高泊のキッズダンスが披露される。
また、管理棟内では県観光連盟と山口紙芝居の会の協力により、来年の明治維新150年にちなんだ「ふるさと紙芝居」を上演する。
「約1㌔にわたる竹灯籠のともしびと、ライトアップされたモミジなどの自然を眺めながらのナイトウオークを楽しんでほしい」と晃栄の井上雄治社長。「来年からも続け、冬の恒例イベントになれば」と市民への定着も期待している。
問い合わせは江汐公園管理棟(電話83-5378)へ。