宇部市内では4月から、ペットボトルのごみの出し方が変更になる。現在は、キャップを外して中をすすいで排出するが、2018年度からはボトルに付いているラベルを剥がす必要もあり、市廃棄物対策課では市民の協力を呼び掛けている。
同課によると、16年度に市で回収したペットボトルの総量は428㌧で、ここ5年間は400㌧台で推移。集まったペットボトルはリサイクルプラザで圧縮梱包(こんぽう)して再生処理業者に運ばれた後、再びペットボトルになったり、繊維原料に生まれ変わったりしている。
これまでは、リサイクルの過程で風力などでボトルとラベルを分離していたが、近年はボトルが軽量化。ラベルの除去が難しくなってきているといい、リサイクルの精度を上げるにはラベルをきちんと剥がす必要性が高まってきたため、市では排出方法の変更を決めた。
市は17年度を周知・移行期間とし、市広報や各家庭に配布される家庭ごみの収集日程表などに、ペットボトルの出し方が変わることを掲載。市民への啓発に努めてきた結果、17年度後半は、前半に比べてラベルを外して出されたペットボトルが確実に増えており、同課では「協力に感謝している。4月以降は確実に外すようお願いしたい」と協力を求めている。
ペットボトルは毎月1回、自治会のごみステーションに出せる。収集日は各校区によって異なる。新町と黒石ふれあいセンター北側にある資源ごみ拠点回収施設に出すことも可能。