宮野小(浴口努校長)の1年生80人は30日、山口市宮野上の県農林総合技術センター林業技術部(県林業指導センター)で森林・林業体験学習を行った。ヒノキの輪切り体験や樹木見本園の散策を通して、自然に親しむ心を育んだ。
同センターで間引かれた直径5~8㌢のヒノキを、1人1回ずつのこぎりで幅2~3㌢の輪切りにした。子どもたちは安全のためにヘルメットと手袋を着用。職員や教員に手伝ってもらい、慎重にのこぎりを動かしていた。
伊藤ゆずさんは「切るのは初めて。堅かったけれど楽しかった」と笑顔を見せた。
この他、木材を運搬したり、裁断したりする高性能林業機械「プロセッサー」の実演も。子どもたちは「ユーフォーキャッチャーみたい!」と歓声を上げていた。
今澄頼之・林業研修室長は「自然を味わい、森林や林業のことを理解してもらえれば」と思いを語った。
同校では生活の授業の一環で、毎年春と秋の2回、同センターを訪れている。