古熊神社(真庭宗雄宮司)=山口市古熊1丁目=のお田植え祭は3日、惣太夫町の神田で開かれた。赤いはかまのみこ姿にかさを被った八乙女(やおとめ)13人が、山口天神祭で奉納される「イセヒカリ」の苗を植えた。
総代の一人、雨村明倫さんが所有する約150平方㍍の神田で、周囲には結界が張られた。真庭宮司が祝詞などを奏上し、大拝司と小拝司がおはらい。田男による草刈りや田起こしの儀の後、小学生以上の地域住民から選ばれた八乙女が一列に並んで苗を植えていった。
昨年の山口天神祭から花神子(はなみこ)を務める宮川紫さん(山口大付属山口小6年)は「しっかり育つよう願いながら植えた。田植えは初めてで難しかった」と話した。
2013年から始まった行事で、今年で6回目。9月下旬~10月初旬の収穫まで、雨村さんが管理するという。