小野田青年会議所(上野順司理事長、14人)の創立55周年記念式典は2日、市文化会館「不二輸送機ホール」であり、来賓やOBら200人を前に、地域のオピニオンリーダーとして明るく豊かなまちづくりに貢献することを宣言した。二本柱で取り組む記念事業「JR雀田駅周辺の整備」「フォトコンテスト」詳細発表も行った。
上野理事長は「諸先輩が築いた伝統を受け継ぎつつ、ひとづくり、まちづくりを進めたい。社会情勢を把握した上で自ら率先して行動し、不透明な未来を切り開きたい」とあいさつ。土井始OB会長は「若きリーダーの活躍に期待している。OB会も活動支援を続けたい」と祝辞。OBでもある藤田剛二市長、小野泰市議会議長らも祝いの言葉を寄せた。
第51~55代理事長への感謝状贈呈に続き、創立60周年を見据えて策定した5年間のビジョン「いくつもの想像を超える感動を」を発表。「未来の先導者として頼られる小野田JCを目指して」を基本理念に会員の増強、地域資源を生かした事業展開、積極的な情報発信などに取り組む。
記念事業のうち、雀田駅周辺の整備は、山口東京理科大を生かしたまちづくり推進が目的。最寄り駅の駐車・駐輪場の整備と内外装改修により、利用しやすい環境を整える予定。防犯対策も施し、夜間でも女性が安心して利用できるようにする。7月末に完了見込み。
フォトコンは、まちづくり・魅力発見プロジェクトとして企画。市内で撮影した作品を募り、ネット上で紹介して古里の魅力を広く発信すると同時に、理科大生と共に製作する市のPR動画に活用。動画は山口ゆめ花博での上映を目指す。
同会議所は、1963年9月、全国251番目の会議所として誕生した。「修練」「奉仕」「友情」の三信条の下、古里発展のための事業に取り組んでいる。
フォトコンは「魅力あるまち、山陽小野田」をテーマに、「一般」と写真共有アプリ「インスタグラム」の2部門で、7月16日まで受け付ける。いずれも対象は市民、または市内に通勤・通学する人で、市内で撮影した未発表作品に限る。
一般部門はA4か六つ切りサイズのカラー写真で1人3点まで。コンテストの公式サイトにある応募用紙を添え、小野田青年会議所事務局(〒756-0824中央2―3―1)に送る。インスタ部門はアプリ内で「@sanyoonodapc」をフォローした後、写真にハッシュタグ「♯山陽小野田フォトコンテスト」を付ける。モノクロ、セピア調の写真は不可。
1次審査を通過した両部門の約100点を8月17~24日におのだサンパークに展示し、来場者の投票で入賞作を決める。表彰式は8月25日午前11時から。