中学生が市に要望や提案を伝える「中学生市議会」が23日、山陽小野田市議会の議場であった。6校の2年生14人が〝登壇〟し、定住促進、観光の盛り上げ、子育て支援などの質問を幹部に投げ掛けた。
市ふるさとづくり協議会が昨年に続いて主催。今年は12人が一般質問に立ち、2人が議長を務めた。質問内容は、あらかじめ学校ごとに話し合って決めた。
小野田中の平岡大知君は、市内の魅力をPRするための施策を尋ねた。川地諭地域振興部長の「3月末までに市のホームページをスマートフォンに対応させたい」との答弁に対し、インターネットでの情報発信について、再質問もした。
「街灯を増やしてはどうか。昨年の中学生議会でも議題に上がっていたが、再検討を」との要望も出た。森一哉建設部長は、街灯の種類、スポンサーを募って管理している区間があることを紹介。「明かりが切れていたら教えてほしい。皆さんにも協力を願えたら」と呼び掛けた。
小・中学生が一斉にごみ拾いをする日を設けることを提案した竜王中の中野正瑚君、新名永麻さんは「緊張したけど市議会の雰囲気を知れた。ボランティアについて助言をいただいたので、取り組んでいければ」と声をそろえた。