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楠園がキャップ4万6870個を社協に寄託【宇部】

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 宇部市船木の特別養護老人ホーム楠園(黒石健園長)は13日、ポリオ撲滅支援として、ペットボトルのキャップ4万6870個を市社会福祉協議会に寄託した。キャップは「小さな親切」運動を通じて、途上国の子どもたちにワクチンを届ける活動に活用される。
 
 同園ではポリオ撲滅支援だけではなく、家庭内での話題づくりも含めて5年前から取り組んでいる。今回はデイサービスの利用者とその家族に各家庭での回収を依頼。寄託分は昨年6月から集めたもので、約55人分のワクチンに相当する。
 
 縄田直樹副園長とキャップの回収を発案した生活相談員の牧修一郎さん、回収に貢献した利用者の縄田勝晴さん(84)と土井慶一さん(86)、佐村百合子さん(83)、藤井きみ子さん(89)が福祉会館を訪れ、市社協の植田育生事務局長に手渡した。
 
 利用者の4人は回収をきっかけに同居する家族と会話が弾み、ポリオについて考える機会になったという。牧さんは「各家庭で家族の積極的な協力があると聞いていたが、予想以上に多く集まった。今後も継続して取り組みたい」と話した。
 
 市社協には近年、1年間で約1200人分のワクチンを購入できる100万個超のキャップが寄せられている。キャップは回収業者がリサイクル資源として販売し、その売却益がNPO法人「世界の子どもたちにワクチンを」日本委員会に寄付されている。

 

 

 

 

 


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