【Aブロック】
◇予選Aリーグ=西岐波A2―0常盤B、西岐波A2―0神原A、神原A2―0常盤B▽順位①西岐波A②神原A③常盤B
◇Bリーグ=上宇部A2―0常盤A、上宇部A2―0西宇部A、東岐波2―0常盤A、東岐波2―1西宇部A①上宇部A②東岐波③西宇部A④常盤A
◇順位リーグ=西宇部A2―0常盤A、西宇部A2―0常盤B、常盤B2―1常盤A▽順位①西宇部A②常盤B③常盤A
◇決勝トーナメント▽準決勝=西岐波A2―0東岐波、上宇部A2―0神原A
上宇部A ミスを恐れず積極的にプレー
▽決勝
上宇部A2 21―13 0西岐波A
21―10
上宇部Aは有吉楓華選手、青木舞花主将の両アタッカーを軸に効果的に得点。三浦なな、窪川沙良の両選手に連続サービスエースも飛び出し、両セットとも序盤からリードを広げ、危なげない試合運びを展開した。2月の宇部ブロック新人戦で優勝、その後の県大会で準優勝した後は、市内戦でも勝てない試合が続き、西岐波にも連敗中だった。この大会に照準を合わせて猛練習し、目標を達成。試合後は、多くの選手の目から涙がこぼれた。
青木主将は「練習してきたことを出せたし、笑顔でプレーできた。全員で勝ち取った優勝。ずっと勝ち続けていきたい」、青木学監督は「もう一度1番になりたいと、しっかり練習して臨んだ大会だった。ミスを恐れず、積極的にプレーができ、笑顔も絶やさなかった。みんなの思いが実り、自信を取り戻せたと思う」とたたえた。
【Bブロック】
予選Aリーグ=西岐波B2―0厚南B、西岐波B2―0常盤C、西宇部B2―0厚南B、西宇部B2―0常盤C▽順位①西岐波B②西宇部B③厚南B④常盤C
◇Bリーグ=厚南A2―0上宇部B、厚南A2―0神原B、藤山A2―0上宇部B、藤山A2―1神原B▽順位①厚南A②藤山A③神原B④上宇部B
◇順位トーナメント▽1回戦=厚南B2―0上宇部B、神原B2―0常盤C▽決勝=神原B2―0厚南B
◇決勝トーナメント▽準決勝=西岐波B2―0藤山A、厚南A2―0西宇部B
厚南A チームプレーで着実に得点
▽決勝
厚南A2 21―5 0西岐波B
21―14
厚南Aが、予選リーグから1セットも落とすことなく完勝。今大会は白石天花主将がけがで欠場しており、エース不在の中、浅川光副主将を中心としたチームプレーで着実に得点を重ねた。決勝戦は第1セット、先制点を挙げた勢いそのまま、連続得点で西岐波Bを引き離して先取。第2セット目は序盤に競り合ったが、拾ってつなぐ確実なプレーで流れを相手に渡さず、勝利を手にした。
試合を見守った白石主将は「足を動かし、声を出すという基本がしっかりできていたことが勝ちにつながった。これからは、県大会4位以上という目標に向かってみんなで頑張りたい」と語り、藤永昌孝監督は「誰かに頼るのではなく、一人一人が役割を持って全力を出すことができたのが勝因。この経験を糧に、さらに強いチームづくりをしていきたい」と話した。
最優秀選手賞 Aは青木主将、Bは浅川副主将
Aブロックの最優秀選手賞(MVP)に選ばれた青木主将は、攻守の中心、精神的支柱として全試合で活躍。決勝でも、ここぞという場面でアタックを決め、相手に主導権を渡さなかった。「落ち着いてアタックが打てた。100点満点の出来。自分のベストを出せた」と語った。
BブロックのMVP、浅川副主将は、主将不在のチームをまとめ、正確なアタックや安定したサーブなど、練習の成果を発揮した積極的なプレーでチームを快勝に導いた。「白石主将がいない不安はあったが、責任を果たせて良かった。今後も自信を持って頑張りたい」と喜んだ。