第31回夏休みジュニア科学教室は17日、宇部興産技術開発研究所で開かれた。県内の小学5年から中学2年生21人が参加し、フィギュア作りを通して、製造法、固まる原理などセメントの秘密に迫った。
悪天候で中止された7月20日の教室を延期して開催した。講師は同研究所新技術研究チームリーダーの高橋恵輔さん(37)が務めた。
講義では、セメントの歴史に始まり、製造法、役割について学んだ。特に、現在のセメント製造は、製造量の約半分が鉄くず、汚泥などの廃棄物で賄われていることが説明されると、参加した子どもたちは驚きの声を上げていた。
講義の最後に、高橋さんは「失敗しても間違ってもいいから、自分で考えることが大事」とアドバイスした。