県建築士会の宇部支部青年部(伊藤達人部長)と小野田支部青年部(武田圭祐部長)主催の夏休み木工教室は24日、厚南中で開かれ、会員10人の指導の下、親子8組が木製ベンチ作りに挑戦した。
作業は用意された角材に設計図通りに線を引くことから始まった。親子で協力し、角材をのこぎりで切り、パーツを作った後、くぎを打って組み立てた。
西田頼矢君(黒石小2年)は、兄の匠摩君(同4年)、両親と作業に没頭。「初めてのこぎりを使った。大変だった」と感想。母の澄枝さんは「こんなに本格的な作業とは思っていなかったが、4人で作ったということがいい思い出になる」と話した。
両支部は毎年合同で、建築士のPRなどを目的に、木工教室を実施している。伊藤部長は「建築の基本となる木工作業を通じて、ものづくりの面白さを感じてもらえたらうれしい」と語った。